猫が吠える

我輩は猫である。名前はみずき。

今を見る

ものを食べたいと思うのも、快適に過ごしたいと思うのも、生きるため。
死にたいと思うのだって、生きるため。


いつからか、今だけを見て生きていられなくなった。
過去の幸せを思い出して悲しくなったり、未来に期待したり悲観したりする。
妄想の中で心を動かすだけだ。


君を好きでいるのは僕のため。
僕が生きるのは、僕のため。
君が生きるのは、君のためだ。