猫が吠える

我輩は猫である。名前はみずき。

好き嫌い

好き嫌いを語るのは好きだけど、善い悪いや正しい正しくないを語るのは好きじゃない。
もちろん事実について正しい正しくないを話すのはいいのだけど。人の考え方や好みや価値観やそういうものについて、そういう話をするのが嫌い。


自分にとっての好きや嫌いを、一般にとっての正しい正しくないに置き換えてしまうことは、よくあるのかもしれないけど、私はできるだけしたくないし、されたくない。
自分の価値観を振り回して他人の領域に踏み込みたくないと思うし、他人の価値観を振りかざされたら不快。


ただ、近しい人(家族や恋人、親しい友人など)だったら、一緒に生活や行動する上でこれは心地良くないからできればやめてほしい、って伝えることは、したいしされたいと思う。
それにしてもいきなりやめろ! なんて言うのはイヤだけどね。
話をしたい。
頑固に、自分は変わりたくないんだ! って思っているわけでもない。


他人に対しても、気付かずに考えを押し付けてしまうことはあるかもしれないね。
そうなったとして、それでもその先したくない、されたくないのは、説教したり、誹謗中傷にまで発展させたりすること。
それは防衛したい。


自分と他人との境界は、意識していたいと思う。
自分は自分で、他人は他人。
自分が制御できる範囲はそんなに広くない。