猫が吠える

我輩は猫である。名前はみずき。

Sさんに会ったはなし

今日は、彼氏の会社の上司の彼女であり彼氏と同じゲストハウスの住人であり私もほぼ毎週会っている、近いような遠いような存在の@さんから、高校の同級生であるSさん紹介してもらって、yurienさんも含めて3人でおしゃべりをしました。
SさんがSyrup16g好きということで、私がついったーでシロップのはなしをしていたら、紹介してくれることになったのです。


私は基本的に知らない人に会うのなんかとても苦手で、正直なところいきなりまったく知らない人と対面して、どこか喫茶店だかレストランだかそういうところに入って食事かなにかをしながら話をするということに恐怖を感じていたし、今日待ち合わせ場所に自分が到着してからも、その人がどこから現れるのか、ゆりえさんがどこから来るのか、私はすでに観察されているのか、いきなり後ろから声を掛けられるのか、そしてSさんはどんなかんじの人なのか、もしかしてギャルだったらどうしよう、私の苦手なタイプの人だったらどうしよう、そんなことに怯えながらキョロキョロと周りを見回しながら待っていました(もちろん、楽しみではあった)。結局ゆりえさんは正面から現れてくれたし、ゆりえさんと会ってからSさんを探したので、私の恐怖していたような、一方的に監視されているという事態は引き起こされずに済んだのだけど。


会ってみたらSさんはとても綺麗なおねえさんで、威圧的でもなく、会った人に第一印象として不快感なんてまったく与えないような人で、それを見てとても安心して、それからどこに行こうかという話になって、みんなおなかすいてないねということになったのでカフェに入ることになって、人前で食事をするのが苦手な私にとってはとてもありがたいことでした。
ミスドの系列の、ちょっと高そうな雰囲気のカフェに入って、飲み物だけ注文して席について、さっそくシロップについて話しはじめて、それから高校の話、過去の話、今の話、精神的な話、そんなような話をたくさんした。


Sさんは私なんかよりずっとシロップについてや五十嵐について知っていたし、音楽について楽しそうに話す人だったし、自分のことをダメ人間だと言っていたけどそれを堂々と表に出していたし、全体的なことにおいて私はSさんにとても惹かれた。惹かれると同時に、自分がとても中途半端であることをあらためて感じた。中途半端に音楽好き、中途半端にオタク気質、中途半端にダメ人間、中途半端にメンヘラ、中途半端に物事はこなす、そんな人間であること、以前からわかっていたしそれが自分の劣等感の元であることにも気付いていたんだけど。
Sさんみたいにもっと音楽聴きたいと思ったし、好きなものに対して好きを、嫌いなものに嫌いを、苦手なものに苦手を表現できるようになりたいと思った。Sさんはそんなことできていないって言うかもしれないけど。でも私にとってはそれが非常にはっきりしているように見えて、ある意味で自分に絶対の自信を持っているように見えたんだよねえ。


たぶん今度またSさんに会ったらまた同じように私は劣等感を持ち、情けなくなって、自信をいつも以上になくすことになるのだけど、同時にやっぱりSさんことがもっと好きになるんだろうなあと思う。その両方を自覚した上で、またSさんとお話ししたいし、今度は一緒にお酒飲みたいと思う。
今日初めて会っていきなりこんなことをブログに書いているのを見たら、気持の悪い人間だと思われて、もう会ってもらえなくなるかもしれないけど。