猫が吠える

我輩は猫である。名前はみずき。

ぼくもきみも架空の人物でこれはフィクションで

ぼくときみがいて、一緒に生きていこうと思うとき、ふたりがお互い助け合っていくのがきっとうまくいく方法だと思うんだけど、ぼくが一方的に感情を振りまわして突き放して、きみはそれに振り回されながらも支えようと頑張ろうとしたとき、その関係はどうなるんだろう。



きみがぼくのことを好きだから、ぼくが何も生み出さず、心配や迷惑ばっかり掛けていたとしても愛玩用にぼくをきみの側に置いておいてくれると言うならそれもアリかもしれないけど、いつかきみがぼくに飽きたらそれは終わる。
そうしたらぼくは、ゴミ捨て場で死ぬ。


だけど現実にはきっとなかなかそんなことできないから、何かどうにかして、きみの側にいようとするんだろう。


ぼくはなにがしたいんだろう。