猫が吠える

我輩は猫である。名前はみずき。

同窓会後遺症

中学と高校をふてくされて通りすぎて大学と就職はなんとなくやり過ごして仕事と憂鬱に追われて過ごしてる人間が小学校の同窓会に参加した話。
成人式以来だったりその前のいつだったかわからない同窓会以来だったり小学校卒業以来だったりする元同級生たちの顔を見たら誰も変わってなくて話してみても変わってなくて12年なんて思うヒマもなく酒を飲んだりしゃべったりタバコ吸ったりする。


よくつるんでたやつの一人はフリーターしてバンドやっててあとの一人はしばらくだれとも音信不通になったあとホストやってるらしい。
だから同窓会終わったあとその店に向かう。向かう。ドア開ける。
店やってないしやつもいない。いない。電話も出ない。また音信不通かよ。どんだけ心配かけたら気が済むんだむかつく。


仕方ないから二人でカラオケ行く。Syrup16gやらtacicaやらASIAN KUNG-FU GENERATIONやらRADWIMPSやら歌って飲んで歌って朝になって店追い出されて歩いて脳みそにアルコール回って記憶ぶっ飛ばして気付いたらカラオケしてた相手の部屋で目が覚めてキスしたりセックスしたり遅刻したりしながら仕事と実家への顔出しに戻る、そして同窓会後遺症をかかえた日常に帰る。


一番生きてた小学校時代が少し近くなった日常で、仕方なく働いて生活してこれから起こりそうなキラキラを夢に見ながら疲れた顔して生きる。