『ショーシャンクの空に』
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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たしかに扱ってるテーマは重いし、最後はすっきりと気持よく終わるけど、そんなにものすごいかんじの評価されてる理由はよくわからなかったな。
理不尽や暴力はたくさんあるけど観たあとにずうーっと心が重くなるようなものでないし、あっさりとしたハッピーエンド。
レッドにはアンディのところに行ってほしくなんかなかった。ただのただのハッピーエンドじゃないか。
『クワイエットルームにようこそ』みたいに、そんなつながりは投げ捨ててもっと途方に暮れてほしかった。
それができなくなるのがショーシャンクなんだということなのだろうけど。
『グミ・チョコレート・パイン』
- 出版社/メーカー: CCRE
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だれかに勧めてもらったんだと思う。
なんかよくわかんないけど途中からぼろぼろ泣いてた。
美甘子が退学したあたりから。
今は本気で必死で恋なりなんなりしているけどそれが将来どんなふうに思い出されるのかとか、高校生のころ思っていた将来像と今とこれから数年後と20年後ととかがどんなふうにズレてしまうのかとか、今会社に入って2年目で、社会人になる前になりたいと思ってた姿とかなりたくないと思ってた姿とかと今の自分はどのように違っているのかとか、今「なりたいと思ってた大人と違う」ともたいして思っていないことについて悲しむべきだろうかとか、そういうことについて、怖いという感情とともに考えざるを得ない映画だった。
だからぼろぼろ涙出てきたんだろうと思う。
好きだったひとや付き合っていたひとについて、30代とかになったとき、どのように思い出すんだろう。
そもそも、思い出すんだろうか。消えてしまうんだろうか。
それはつまりそのときの自分の感情が、そのときの自分自身が消えてしまうということなんだろう。
怖い。
今の自分はまったく好きじゃないし未来の自分に期待もできないけど過去の自分は好きだ。かわいいと思うし同情できる、その気持わかるよと寄り添える。
年を重ねたくないし未来なんて将来なんて来てほしくない、今すぐ終わってほしい、過去だけ抱いて過ごしたい。
そんな気持をえぐられてどうしようもなく抗えない映画。よかった。
『青い春』
観ました。
- 出版社/メーカー: ケイエスエス
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TSUTAYAに行くたび気になってはいたし、去年の夏に好きだったひとに勧められてたんだけど、青春映画ねー、と思って観てなかった。ようやく観ました。
観てよかった。
どうしようもない退廃感とか、こういう終わりかたとか大好物。
ひとが飛び降りるフィクション好きです。
そしてあのひとこういう映画好きで勧めてくれたんだなーって思うとやっぱり好きだったなーって、あのひとともっと映画のはなししたかったなーって。
この1年で、話せる映画がたくさん増えたよ、もう会うことないのかもしれないけど。
『クワイエットルームにようこそ』
観ました。
クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
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昨日『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』観て、精神病棟を観たくなったので借りてきました。
中途半端に健康な人間は、中途半端に健康なままそのまま生きてかなきゃいけないんだよねーと思う。
前回はどういう気持でこの映画観てたんだろう。
今手元にある薬をお酒で飲んだらクワイエットルームに行けるかな、たぶん行けないだろうな、クワイエットルームよりも静かなところにはまったく及ばないんだろうな、私はまだ健康だなと思いました。
正常に健康に堅実に生きるのはしんどいですね。
『好きだ、』
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映画を観るのって、自分の人生の予習という意味合いも一部あると思っています。
『好きだ、』は、17歳のときに好きだと言えなかったふたりが17年後に再会するおはなしです。
今ごちゃごちゃと恋愛をしているこの経緯や、または5年ぐらい前に近くにいて、好きだともなんとも言わないまま離れてしまったあの人との関係や、そういうものが、これからどうなっていくのかしらと、自分が経験するのはもう面倒になってしまったので、なにか答えがないかしらと思って手に取りました。
当然というか、答えなんてなかったわけですが。
もやもやの気持が墨みたいに広がる映画だった。
雰囲気とか映像とかとてもよかった。
もっと二人だけに集中したはなしであってほしかった。
もっと二人の感情をおもいっきり映してほしかった。
お久しぶりです。
映画観たり本読んだりしたのを記録に残しておこうと思っていたはずが、まったくブログを書かなくなってしまっていました。
書いていないあいだにも、たくさん映画などなど観ました。
けど、今回はそれは置いておいて、別のはなしをします。
ワタクシは現在社会人2年目で、ちゃんと配属されてからは5か月ほどです。
1年目はまるまる研修だったので、2年目の4月から仕事というものをし始めたところ、というかんじです。
そんな私の感じる"社会人"についての話をします。
会社入って、1年目は研修なので決められた時間のあいだだけ、朝9時から夕方5時45分まで、それだけ働いて(というか会社にいて研修を受けて)、そのあとは自由に過ごしてよくて、それでも社会人のお給料をいただけるという生活をしていました。
それはとても幸せで、ラクで、こんなんで生活できるなんて素晴しいなと思うような日々だったわけです。
だけどやっぱり研修受けているだけじゃ自分では何も生み出していないわけで、そんなんでこんな生活してていいのかなとかって気持は芽生えるわけです。クズな私でも。
そんなこんなで2年目になって配属されてそれなりに仕事らしいものをするようになって5か月が経っているわけです。
ちなみに今は仕事終わって上司と飲んで酔っ払って帰って来てこのエントリ書いてます。
昔から私は精神的にあまり健康ではなかったし、いらないことをグダグダと考えるクセがあって、そのたびしんどくてどうしようもなくなっていたのだけど、それは社会人になったからといって変わるものではなくて、むしろ社会人というものになるとだんだんと自分の時間がなくなったり、自分が自分の頭の中で勝手に自分だけの物語を頭の中だけで進める余裕すらなくなっていっていることに気付いてしまって、気付かなきゃいいのに気付いてしまうから辛くなって、眠れなくなったりもする。
眠るための薬や、気分を安定させるための薬や、鬱々とした気持をどうにかするための薬を服用しないと、人間としての正常な生活を送ることができなくなったりもする。
それは、会社が悪いわけでもないし、ブラックなわけでもないし、というか私は自分の所属している会社について満足しているし気に入って入社したしおかしな労働条件を押し付けられているなんてまったく思っていないのだけど、私がそういう規則正しく制御された生活に順応できないというだけの話なのだけど。
まあそれでも精神的に健康と言い切れはしない状況にあって、仕事なんてしないで生活できはしないものなのだろうかと思っているわけです。
だけど今日上司とお酒を飲んで、話を聞いて、会話をして、楽しいなと思うし、会社というのは悪いところじゃないなって、普段死にたいとかって思ってるけど、仕事をしていることはどちらかというと楽しいことだし、環境に不満があるわけでもないし、仕事は充実感を持ってやらせてもらっていてそれなりの評価をいただいているし、死にたい要因なんてないじゃないかと思っているところ。
上司や先輩と飲みながら、なんで私はこんなに死にたいと思ったり、仕事含め人生を放棄したいと思っているのだろうなー、と思って文章を書きたくなったので書いてるところ。
性格とか性質とかそういうのは簡単に変わるわけじゃないからまあ仕方ないよねとも思うけど、もうちょっと前向きに、健康的に、元気に生活できてもいいよねと思っているところ。
だけど現実的に考えるとそりゃあいきなり元気に生活するとか薬やめるとかそんなことはとてもとても難しいと思うし、それじゃあ生活できないよなあと考えているところ。
でも社会人として生活するのってそんな悪いことじゃないよねって思っているところ。