運用の醍醐味を味わいながら産休に入った
クリスマスイヴの夜、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私はサンタ業を無事に終え、子どもたちがサンタさんのために作って置いていたクッキーを、サンタとしておいしくいただきました。
この記事は、所属会社BBSakura Networksのアドベントカレンダー24日目の記事です。インドネシア時間では間に合ってる。
adventar.org
今年の5月に産休育休から復帰したので、産休育休前後のはなしを書きます。
自己紹介
BBSakura Networksでモバイルコアの開発・運用をしているソフトウェアエンジニアです。最近は、ずっと苦手意識を持っている、ネットワークを勉強中です。
3児の母です。6歳(小1)長女、4歳長男、1歳次男がいます。この記事では現在1歳の次男出産時の産休育休のはなしをします。
ふだん長女は学校と学童保育、長男次男は保育園に通っていて、私と夫はフルタイムで働いています。
夫もBBSakura Networksで働いています。同僚です。
上2人の出産のタイミングは、働いていなかったり、個人事業主だったりしたため、産休・育休という制度を利用するのは今回が初めてでした。
今回は最後の出産のつもりだったこともあり、夫も一緒に育休を取りました。夫の育休取得記録は8ヵ月間育児休業を取ってどうだったか | higeblogをご覧ください。
運用チームリーダーから産休へ
産休に入る前、モバイル通信サービスの運用チームのリーダーをしていました。
妊娠中にデータベース移行プロジェクトを遂行しました。移行準備のために子どもを寝かしつけたあと遅くまでコードを書いたり、夜間メンテをしたり、仕事に熱中する妊娠生活でした。
サービス立ち上げ時から関わっていたメンバーは、社内異動でこのプロダクトの運用からだんだんと離れていっていました。私が抜けたあとは、運用開始後にジョインしたメンバーのみに託すことになっていました。
ふだんからつねに状況・情報は共有し一緒に動いていたメンバーだったのでそれほど心配もなかったのですが、それでも私の脳内のみに存在する情報やノウハウはまだあったので、できるかぎり文書化したり、メンテナンス作業を一緒に行ったりという引き継ぎは行いました。私が抜けることで人数の不安があったので、近い業務をしているメンバーにオンコール当番に入ってもらい、オンコールで呼び出されたときに初期対応ができるよう確認項目と連絡手段をあらためて整備することもしました。チーム内外に働きかけて自身が抜けたあとも問題なく運用が回る状態を作る仕事はとても楽しかったです。
エンジニアが産休や育休を取得するときに、育児のために会社から離れる不安を感じるという話をよく聞きます。社内に自分の存在意義がなくなってしまうのではないか、居場所がなくなるのではないか、仕事や技術についていけなくなるのではないか、という不安があるようです。
育休から復帰後チームメイトたちとお酒を飲みながら話しているときに「運用の醍醐味は自分がいなくなったときに回っているのを見ること」という発言があり、本当にそうだなあと、そして今回私はその醍醐味を味わわせてもらいながら産休に入れたので、前述の不安もそれほど感じることがなく、幸せだったなあと思いました。
ちなみにこのときリーダーを引き継いでくれたチームメイトが書いた記事がこちらです。どういう戦略を立てて運用に参加していったのかが言語化されていて、一緒に仕事していた(している)立場から読んでも新鮮で学びの多い記事でした。
blog.bbsakura.net
育休から復帰したあとの働き方については子育てエンジニア Advent Calendar 2022 - Adventar1日目として書いた以下の記事をご参照ください。
n0mzk.hatenadiary.jp
子育てエンジニアにとってのBBSakura Networks
BBSakura Networksには子育て中のエンジニアがたくさんいて、子どもの対応で残業できないことも突発休みが発生することも、あたりまえに受け容れてくれています。3児の母をしながらおもしろい仕事に挑戦できる環境をとてもありがたく感じながら働いています。
いなくなっても回るように組織・体制・しくみを整えていく領域、得意分野を活かして突破していく領域、どちらも刺激的で楽しく働いています。子育てとモバイルコアの開発運用を両立したいエンジニアがいらっしゃったら、ぜひ一緒にお仕事しましょう。お声掛けください。