猫が吠える

我輩は猫である。名前はみずき。

うちのカメとかトカゲとか

映画をたくさん観てるのにまったく感想書いてないですがうちの爬虫類たちのおはなしでも。

カメ

去年、2012年の12月2日に、クサガメゼニガメの一種)の赤ちゃんがうちに来ました。
ずっとカメ飼いたいって言ってて、なぜか退院祝に父が買ってくれました。

「カメ欲しい」「カメ飼いたい」って言ってたので、買ってきたそのカメは、カメという名前になりました。
うちに来た4日後、12月6日の写真です。


冬にカメの赤ちゃんを飼いだして、1週間ぐらいはヒーターだけ入れてライトも当てないというダメな飼い主でした。
今思うとかわいそうなことしてたな。

それでも少しずつカメの飼育についての本などを読んで設備を整えて、順調に育ってくれたカメ。
こちらは1月初旬の写真。

3月末にはこんな立派に。

水槽も、はじめに買った30cm水槽では狭くなってきたので、いまは60cm水槽で生活しています。

トリッシュカシオペイア

そうこうしているうちに、また新しい子をお迎えしたくなってきました。
カメは、まだ正確にはわからないけどたぶんオスじゃないかと思うので、メスを買ってきて、将来は繁殖させたいなーと思っていたのです。
そんなことを思いながら、なんとなくカメを買ったペットショップに行ってみると、クサガメの赤ちゃんがたくさんいるではないですか!


その子たちの水槽の前で手を動かすとみんなしてこっちに寄ってきたり、私が動くとみんな追ってきたり、ものすごくかわいいので、旦那の許可も得ずに2匹お持ち帰りしました。

左上にいる子をトリッシュ、下にいる子をカシオペイアと名付けました。
クサガメの場合、生まれて数年しないと性別はわからないのだけど、女の子が欲しいと思っていて、女の子が来たらトリッシュという名前にしようと決めていました。
ジョジョの奇妙な冒険』で、カメに守られていたお嬢さまの名前からいただきました。


カシオペイアは『モモ』に出てくるカメの名前から。
甲羅が広いので、甲羅でおしゃべりするカシオペイアの名前がぴったりだと思って付けました。


こちらはもう必要な設備もエサも飼い方もわかっているのでお迎え初日からしっかりと飼育できています。
その結果なのか、初日からエサの食いもとても良いし、人間にも慣れて、とても元気に動きまわっています。

トカゲ(仮)とシモン

4月28日に、熱帯魚や水草、爬虫類両生類などのイベント、熱帯魚・生き物関連イベント|アクアリウムバスがあったので、爬虫類両生類好きとしては行かないわけにはいかないと、朝から行ってきました。


トリッシュカシオペイアを買ってきたとき、お店にアカハライモリがいて、ものすごくかわいくて飼いたいなーと思っていたので、アクアリウムバスでもアカハライモリがいるといいなーと思っていました。
その他、カメたちの快適な生活のための飼育グッズがあるといいな、ぐらいの気持でした。
しかし、そんなイベントに行ってしまったらもうそこにはかわいい生き物だらけで、どのお店のどの子もうちにお迎えしたくなってしまいました。


そんなかわいい子たちのなかで特別に惹かれたのが、フトアゴヒゲトカゲインドホシガメでした。
フトアゴはまだ3か月ぐらいの小さい子で、スタンダードな色だけどとても綺麗に色の出ている子です。
手に乗せさせてもらうと、とっても柔らかくて、ベタだけど首をかしげる姿が愛らしくて、私の顔を覗きこんできて、この子は私の子になるべきだ、と思い購入しました。


それからトカゲのための設備、エサのコオロギなどなど購入して、一日で信じられないほど散財してしまいました。


だけど、朝見たときからどうしても頭から離れない子がいました。
インドホシガメです。


6畳の部屋に旦那と二人で住んでいて、すでにクサガメ3匹とトカゲとコオロギがいるというのにどこでどうやって飼うんだとか、一日にそんなにお金を使っていいものなのかとか、悩みに悩んだけど、やっぱりどうしてもうちの子にしたいと思って、こちらも購入しました。


やはり今回もダメな飼い主っぷりを発動してしまって、水槽が足りない床材がないということになりました。
イベントから帰ってきてあわててホームセンターに行って飼育グッズをたくさん買ってきたけど、ホシガメはしばらく段ボール生活を送ってもらうことにしました。
段ボールに仮の床材を敷いていたのですが、ある日起きたら段ボールからホシガメがいなくなっていました。


よく見てみると床材を掘ってさらに段ボールまで掘って穴を開けて、外に出ていました。
その前から床材を掘るのが大好きだったこの子には、『天元突破グレンラガン』から、穴掘りシモンの名前をいただき、シモンと名付けました。


トカゲはまだちょうどいい名前を思いついていないので仮にトカゲと呼んでいます。

みんなの様子

こんなにたくさん一気に生き物が増えて、部屋がとても狭いし生き物たちもお互いが気になったり人間が気になったりするので、部屋を改造しました。
改造といってもラックを増やして熱帯魚屋さんみたいな部屋にしただけですが。


これでお互いが気になることもないし、温度・湿度管理も世話もやりやすくなりました。


朝と夕方みんなにごはんを用意したり、水を換えたり、掃除をしたり、温度湿度を管理したり、なかなか大変ですが、みんなのおかげでとても楽しい生活ができています。


まだ様子を見ながら設備を整えていかないといけないですが、なんとなくそれぞれの性格とか好きな食べ物とか行動パターンとか必要な温度湿度とかがわかってきているので、さらに本やネットなどで情報収集しながら知識と愛を深めていきたいと思っています。


大きめのベランダ付きの広い家に引っ越したいですが、それは今の部屋の契約が切れる、来年3月になりそうです。
それまで、5匹ともどんどん大きくなるだろうし、もしかしたらさらに仲間が増えるかもしれないけど、それぞれの快適な環境を守って元気な子に育ってもらいたいです。

ノート

中学3年生ぐらいのときから詩のようなものや文章を書いていたノートと、同じぐらいの時期から毎日書き続けていた日記があります。
私以外のだれも存在を知らなかったノートたち。
実家の部屋でも引き出しの奥に仕舞っていて、一人暮らしするときもまず一番に荷物に詰めて持ってきているもの。


家族にも友達にもだれにも言えない考え事をずっと書き溜めてきました。
大学に入ってからはもうほとんど書かなくなっていたけど、それでもときどき書きたくなっては引っ張りだして書いて、また隠してきた。
今婚約者と一緒に住んでいる家にももちろんあって、どうしようかなと考えていました。


今日婚約者が会社に行っているあいだにすこし読み返していました。
そして、そのノートたちを捨てることに決めました。


そのノートたちは、だれも知らない私の感情や思考を知っていました。
もし私が死んだり罪を犯して捕まったりしたときに私のことを代弁してくれるような存在でした。
そういう存在になるように、書いていました。


だけど今、結婚しようと決めた相手がいて、そんなノートがなくたって私のことを代弁してくれる存在ができたことに気付いて、捨てるときが来たんだなと思いました。
これまではだれにも話せなかったけど、そのころ嬉しかったことも悲しかったことも寂しかったことも苦しかったことも、今の気持や考えも全部話せる相手ができていました。
それはあの頃の私が望んで望んで、でもどうしても手に入らなかったし今後も手に入るなんて思えなかったものでした。


今ならあのノートたちに対してしかすべてをぶつけることができなかった私をなぐさめてやることができると思いました。
だから、あの頃の私を精一杯抱き締めて、ノートを捨てます。
普通ゴミに出して、婚約者との生活で出た生ゴミや段ボールやなんかと一緒に燃やされるようにするのです。


過去の自分を捨ててしまうようでとても苦しいことだけどそうじゃなくて、これから過去に頼らずに生きてくための、前向きな決意なのです。
今まで10年近く私を支えてきてくれたノートたち、ありがとう、さようなら、私はもう大丈夫です。しっかり生きていきます。

『東京うんこ』

観ました。

東京うんこ [DVD]

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うんこうんこ連呼する、すごくくだらない映画でしたw
けどおもしろかったです。


ダラダラと過ごした日の夕暮れにひととダラッと観るのに適したかんじの映画でした。
たまにはこういう軽いかんじの映画を観るのも悪くないですね。

病院を逃げ出したはなし

3連休のさいごの月曜日の夜、外で過呼吸おこして袋使っても治まらず、救急車で病院に運ばれました。


友人とカラオケしようって言ってて、待ち合わせむこうが40分遅れるっていうからひとりで飲んでから飲み放題カラオケして飲み過ぎて吐いて、お店出てから過呼吸おこしてどうしようもなくなって、自分で病院行きたいって言ったらしいのだけど、救急車呼んでくれて乗せられて病院に運ばれた。
目回るから目開けられなくて救急車の中の様子とかまったく見られなかった。病院の部屋もどうなってるのかわからなかった。


看護師さんに「ゆっくり息吐いて」「自分でちゃんと呼吸しないと治らないよ」とか言われたけどそんなの無理です。
点滴されたり心電図とられたりなんかたくさん管をつけられてた。
途中で隣のベッドに運ばれてきたお姉さん(らしいひと)も過呼吸おこしてるみたいだった。2日前に中絶したのを思い出してしまったというようなことを言ってた。


友人にずっと付き添ってもらっていたのだけど、処置室には入ってこられなかった。
看護師さんになんでいないのって訊いたらここには来られないんだ、待合室で待ってるって言われた。
友人のいるとこ戻りたくてこんなところにいたくなくてすごく悲しくてどうしようもなくて泣き喚いて自分につながってた管を勝手に抜いて帰る帰るって言ってた。点滴抜いたら血がたくさん出てきてシーツが真っ赤になった。
看護師さんが慌てて来て、何してるのって怒られて、帰りたいの、じゃあ帰りなさい、自分で立って、って言われて、病院来るならこういうことしないでくださいね怒られて、友人がこちらに呼ばれてきて、荷物とか脱がされてた上着とか渡されて、よくわからないうちに気付いたら待合室にいた。


手続はすべて友人がやってくれて、お金は手持ちがなくて払えなくて、後日また行って払うことにしてもらった。


病院出たらなんか嬉しくていきなりテンションが上がって、あったかいココアが飲みたくなって自販機探したけどなかった。
タクシー乗って家の前で降りて、タクシー代払ったら財布が空になってて、家の近くのコンビニのATMはUFJ使えなくてすこし遠くのコンビニまで歩いて、お金下ろして、それであったかいココアを探したけどやっぱりなかった。


家に帰って友人と布団に入って抱っこしてもらってたらまた悲しくなってしんどくてつらくて泣いた。しんどい、もう疲れた、死にたいって声上げて泣いた。

いつもの薬飲んで寝て、気付いたら朝になってた。
会社に連絡して休みますって言って、また寝た。ずっと寝てた。ただひたすらしんどかった。
なんで病院から逃げてきたんだろうって、ちゃんと最後まで処置してもらえばよかったのに、こんなだったらクワイエットルームで拘束されてるほうがマシだったって思ってた。
友人もわざわざ付き添うために会社休んでずっと一緒にいてくれた。


夜になって、あったかいもの食べようって、明日会社行けるように元気つけようって近所のお蕎麦やさんに行った。
味噌煮込みうどんたべて、帰ってきて、気付いたらまた寝てた。
終電の時間になってしまっていて、友人は帰っていって、すぐにシャワー浴びて会社に備えようと思ったんだけど動けないしなんだか頭痛もするしでだらだらして、ようやくシャワー浴びたら頭の右側にぶつけたあとのような痛みがあったし点滴されていた左腕にアザが3箇所ぐらいと止血のガーゼ貼られてかぶれて赤くなっているのがあって色とりどりでひどい状態だった。


寝たいんだけど身体的にも精神的にもしんどくて寝られない。
いろんなひとが心配してついったーでリプライくれたりメールやらLINEやら送ってくれて、昼には会社のリーダーが電話までくれて、とてもありがたいと思った。
しっかりしないといけない。
明日は会社行かないといけない。

同窓会後遺症

中学と高校をふてくされて通りすぎて大学と就職はなんとなくやり過ごして仕事と憂鬱に追われて過ごしてる人間が小学校の同窓会に参加した話。
成人式以来だったりその前のいつだったかわからない同窓会以来だったり小学校卒業以来だったりする元同級生たちの顔を見たら誰も変わってなくて話してみても変わってなくて12年なんて思うヒマもなく酒を飲んだりしゃべったりタバコ吸ったりする。


よくつるんでたやつの一人はフリーターしてバンドやっててあとの一人はしばらくだれとも音信不通になったあとホストやってるらしい。
だから同窓会終わったあとその店に向かう。向かう。ドア開ける。
店やってないしやつもいない。いない。電話も出ない。また音信不通かよ。どんだけ心配かけたら気が済むんだむかつく。


仕方ないから二人でカラオケ行く。Syrup16gやらtacicaやらASIAN KUNG-FU GENERATIONやらRADWIMPSやら歌って飲んで歌って朝になって店追い出されて歩いて脳みそにアルコール回って記憶ぶっ飛ばして気付いたらカラオケしてた相手の部屋で目が覚めてキスしたりセックスしたり遅刻したりしながら仕事と実家への顔出しに戻る、そして同窓会後遺症をかかえた日常に帰る。


一番生きてた小学校時代が少し近くなった日常で、仕方なく働いて生活してこれから起こりそうなキラキラを夢に見ながら疲れた顔して生きる。

『ショーシャンクの空に』

ショーシャンクの空に [DVD]

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「すごく良い」というはなしをよく聞くので観よう観ようと思ってたのをやっと観ました。


たしかに扱ってるテーマは重いし、最後はすっきりと気持よく終わるけど、そんなにものすごいかんじの評価されてる理由はよくわからなかったな。
理不尽や暴力はたくさんあるけど観たあとにずうーっと心が重くなるようなものでないし、あっさりとしたハッピーエンド。


レッドにはアンディのところに行ってほしくなんかなかった。ただのただのハッピーエンドじゃないか。
クワイエットルームにようこそ』みたいに、そんなつながりは投げ捨ててもっと途方に暮れてほしかった。
それができなくなるのがショーシャンクなんだということなのだろうけど。

『ソラニン』

ソラニン スタンダード・エディション [DVD]

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ようやく観ました。
泣きたいときに観るにはちょうどいい映画。


原作が読みたくなりました。
たぶん原作のほうがいいんだろうな。


だけどアジカンの音楽よかったな。
後日アジカン好きの友人とカラオケで「ソラニン」→「ムスタング」歌ったのが最高に楽しかった。


話の筋をだいたい知ってしまってから観たから評価低めなのかもしれない。わかんないけど。伏線があまり綺麗でなかったように思った。