猫が吠える

我輩は猫である。名前はみずき。

『青い春』

観ました。

青い春 [DVD]

青い春 [DVD]


TSUTAYAに行くたび気になってはいたし、去年の夏に好きだったひとに勧められてたんだけど、青春映画ねー、と思って観てなかった。ようやく観ました。
観てよかった。


どうしようもない退廃感とか、こういう終わりかたとか大好物。
ひとが飛び降りるフィクション好きです。


そしてあのひとこういう映画好きで勧めてくれたんだなーって思うとやっぱり好きだったなーって、あのひとともっと映画のはなししたかったなーって。
この1年で、話せる映画がたくさん増えたよ、もう会うことないのかもしれないけど。

『クワイエットルームにようこそ』

観ました。

2回目。前回は映画館に観に行きました。たぶん、その当時すでに別れていた元彼といっしょに。もしかしたらまだ付き合ってたかもしれない。


昨日『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』観て、精神病棟を観たくなったので借りてきました。


中途半端に健康な人間は、中途半端に健康なままそのまま生きてかなきゃいけないんだよねーと思う。
前回はどういう気持でこの映画観てたんだろう。


今手元にある薬をお酒で飲んだらクワイエットルームに行けるかな、たぶん行けないだろうな、クワイエットルームよりも静かなところにはまったく及ばないんだろうな、私はまだ健康だなと思いました。
正常に健康に堅実に生きるのはしんどいですね。

『好きだ、』

好きだ、 [DVD]

好きだ、 [DVD]

観ました。


映画を観るのって、自分の人生の予習という意味合いも一部あると思っています。
『好きだ、』は、17歳のときに好きだと言えなかったふたりが17年後に再会するおはなしです。
今ごちゃごちゃと恋愛をしているこの経緯や、または5年ぐらい前に近くにいて、好きだともなんとも言わないまま離れてしまったあの人との関係や、そういうものが、これからどうなっていくのかしらと、自分が経験するのはもう面倒になってしまったので、なにか答えがないかしらと思って手に取りました。
当然というか、答えなんてなかったわけですが。


もやもやの気持が墨みたいに広がる映画だった。
雰囲気とか映像とかとてもよかった。
もっと二人だけに集中したはなしであってほしかった。
もっと二人の感情をおもいっきり映してほしかった。

お久しぶりです。

映画観たり本読んだりしたのを記録に残しておこうと思っていたはずが、まったくブログを書かなくなってしまっていました。
書いていないあいだにも、たくさん映画などなど観ました。
けど、今回はそれは置いておいて、別のはなしをします。


ワタクシは現在社会人2年目で、ちゃんと配属されてからは5か月ほどです。
1年目はまるまる研修だったので、2年目の4月から仕事というものをし始めたところ、というかんじです。
そんな私の感じる"社会人"についての話をします。


会社入って、1年目は研修なので決められた時間のあいだだけ、朝9時から夕方5時45分まで、それだけ働いて(というか会社にいて研修を受けて)、そのあとは自由に過ごしてよくて、それでも社会人のお給料をいただけるという生活をしていました。
それはとても幸せで、ラクで、こんなんで生活できるなんて素晴しいなと思うような日々だったわけです。
だけどやっぱり研修受けているだけじゃ自分では何も生み出していないわけで、そんなんでこんな生活してていいのかなとかって気持は芽生えるわけです。クズな私でも。


そんなこんなで2年目になって配属されてそれなりに仕事らしいものをするようになって5か月が経っているわけです。
ちなみに今は仕事終わって上司と飲んで酔っ払って帰って来てこのエントリ書いてます。


昔から私は精神的にあまり健康ではなかったし、いらないことをグダグダと考えるクセがあって、そのたびしんどくてどうしようもなくなっていたのだけど、それは社会人になったからといって変わるものではなくて、むしろ社会人というものになるとだんだんと自分の時間がなくなったり、自分が自分の頭の中で勝手に自分だけの物語を頭の中だけで進める余裕すらなくなっていっていることに気付いてしまって、気付かなきゃいいのに気付いてしまうから辛くなって、眠れなくなったりもする。

眠るための薬や、気分を安定させるための薬や、鬱々とした気持をどうにかするための薬を服用しないと、人間としての正常な生活を送ることができなくなったりもする。


それは、会社が悪いわけでもないし、ブラックなわけでもないし、というか私は自分の所属している会社について満足しているし気に入って入社したしおかしな労働条件を押し付けられているなんてまったく思っていないのだけど、私がそういう規則正しく制御された生活に順応できないというだけの話なのだけど。
まあそれでも精神的に健康と言い切れはしない状況にあって、仕事なんてしないで生活できはしないものなのだろうかと思っているわけです。


だけど今日上司とお酒を飲んで、話を聞いて、会話をして、楽しいなと思うし、会社というのは悪いところじゃないなって、普段死にたいとかって思ってるけど、仕事をしていることはどちらかというと楽しいことだし、環境に不満があるわけでもないし、仕事は充実感を持ってやらせてもらっていてそれなりの評価をいただいているし、死にたい要因なんてないじゃないかと思っているところ。
上司や先輩と飲みながら、なんで私はこんなに死にたいと思ったり、仕事含め人生を放棄したいと思っているのだろうなー、と思って文章を書きたくなったので書いてるところ。


性格とか性質とかそういうのは簡単に変わるわけじゃないからまあ仕方ないよねとも思うけど、もうちょっと前向きに、健康的に、元気に生活できてもいいよねと思っているところ。


だけど現実的に考えるとそりゃあいきなり元気に生活するとか薬やめるとかそんなことはとてもとても難しいと思うし、それじゃあ生活できないよなあと考えているところ。


でも社会人として生活するのってそんな悪いことじゃないよねって思っているところ。

前回のエントリ以降に観た映画

また2か月もブログ放置していました。
前回のエントリ以降もいくつか映画を観たので書きます。

すごく好き。
グロいシーンがいくつかあって目背けてしまったけど、とても良い。
主人公の妹の、身内や自分をコンテンツとして切り売りしてしまう性格が私にもわかるところがあって、好きだなと思った。妹訳の佐津川愛美も良かった。あと主人公のお兄さんのお嫁さん訳の永作博美も良かった。

CASSHERN [DVD]

CASSHERN [DVD]

全体的に暗くてじっとりした印象だけど、好き。
音楽がとてもよかった。
観ると疲れるけど、もう一度観たいなあ。

  • 誰も知らない

誰も知らない [DVD]

誰も知らない [DVD]

暗いはなしや暗い映画は好きだけど、この映画は本当に重くて、すこし重すぎて、観ててしんどかった。
すごく良かったけど、あまり気軽には観られないなあ。

紅の豚 [DVD]

紅の豚 [DVD]

妹が観てたのでなんとなく観ました。
昔々一度観たことはあった。
なんで豚になったの? わからないことだらけ。

[rakuten:shockprice:10000124:detail]
これも妹が観てて、途中から観た。
たぶん何度か観てるけど、あんまりちゃんと内容覚えてない。
あまり現実的でなくてもいいから幸せな恋したいなあと思いました。

もののけ姫 [DVD]

もののけ姫 [DVD]

うちにビデオがあって昔何度か観てるんだけど、久しぶりに観たくなってDVDを借りてきて観ました。
すごく綺麗だったし、内容も雰囲気も、しっとりと少し重くてとても好きです。
ジブリ作品はほとんど観てると思うけど小さいころに観てよくわかってなかったりあんまり覚えてなかったりするのでちゃんと観たい。

映画『はやぶさ/HAYABUSA』はやぶさ2打ち上げ記念!2014.11.21ブルーレイ&DVDリリース
予告編で泣きそうになって、観て、すごい泣きました。
けど、映画としてはべつに好きではないなー。
はやぶさのエピソードが好きだから泣くけど。
竹内結子の演じる主人公がはやぶさを紹介する絵を描いていて、それにセリフをあてているのだけど、要所要所ではやぶさがしゃべるのがいらなかったです。あれがいいって言ってる人もいたけど。
あと二つのはやぶさ映画もたぶん映画館に観にいきます。たのしみにしてます。

http://www.moteki-movie.jp/index.html
アラサーになる前にクズいの卒業しようと強く思いました。
麻生久美子良かった。
麻生久美子の演じるるみ子の気持がとてもよくわかったけど、ああいうふうにはなりたくないな、でもなってしまいそうだな、と思いました。
牛丼のシーンが好きです。
おもしろかった。

ほしのこえ [DVD]

ほしのこえ [DVD]

秒速5センチメートルが大好きで、でも新海さんの他の作品を観たことなかったので、借りてきました。
秒速にも通じるようなせつなさのある作品ですね。
好きです。
雨にあたりたい。
あと特典映像に入ってた「彼女と彼女の猫」がすばらしかった。

[rakuten:ebest-dvd:13536550:detail]
大好きで、もう10回は観てるんじゃないかなと思うけど、また観たくなって観ました。
観るたびに毎回泣けるポイントが違ったり、違う印象や感想を持ったりします。
社会人になってからは初めて観たような気がする。
私もだんだんこころの弾力を失くして思い出に置いていかれてしまうのを待っているのかなと思いました。

最近観た、読んだ、聴いたもの

映画

その街のこども 劇場版 [DVD]

その街のこども 劇場版 [DVD]

テレビでやってるときに観られなくてずっと観たいとおもってたので借りた。
ジョゼの映画と同じ人が脚本。
ああいう、たいしたことは起きないんだけどゆるやかに感情が動いていくかんじの映画好き。

  • アメリ

アメリ [DVD]

アメリ [DVD]

アメリかわいい。

一人遊びタノシーと思ってたけどアメリ観たらやっぱり好きな人つかまえたいと思いました
http://twitter.com/#!/n0mzk/status/100929802432815104

映画『コクリコ坂から』公式サイト
んーあんまり印象に残ってない。
昔から、本を読んでも、映画を観ても、すぐに内容も結末も忘れてしまうことが多々あるんだけど、今回もそれです。
最近のジブリだなあという印象。
途中よかったし、涙も出たのだけど。


相変わらず、ジブリの女の子は完璧だね。

インセプション [DVD]

インセプション [DVD]

以前好きな人に言われて気付いてたしかになあと思ったんだけど、私の好きな物語の多くが"山も谷もないかんじ"で、『その街のこども』のところに書いたような、とくに何も起きないけど登場人物たちの気持が動いていくようなもの。
で、久々にこんなしっかりと起承転結のある物語に触れて、まあたしかにおもしろいとは思うけど、疲れてしまった。
洋画があんまり好きじゃなかった理由がすこしわかったような。派手な起承転結はあまり好みでない。
そしてそのわりに最後ハッキリ見せずすこしぼかすかんじもあまり。


まあ、話はおもしろかったけどね。

  • 大奥<男女逆転>

大奥 <男女逆転>豪華版DVD 【初回限定生産】

大奥 <男女逆転>豪華版DVD 【初回限定生産】

評判はあんまり良くないらしいけど、純粋におもしろかった。
ひねくれたかんじもなく、派手すぎるわけでもなく、観終わって悶々とするようなものでもなく、楽しめました。

小説

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

読んだのはたぶん2回目。
SF好きの同期たちと話してるときに話題にのぼって、読みたくなったので数年ぶりに読んだ。
コールドスリープの話で、ねこがでてくる、というぐらいしか記憶がなくて、読みながらもまったくその後の展開を思い出さなかったので、2度目だったのにまったく新しく楽しめました。


内容には触れないけど、わくわくするような話だし、作者の頭の中すごいなあと思いながら読んでた。
タイムスリップとか時間旅行とかそういうものについて読んだり聞いたりするたびに感じる違和感について、本気出さずになんとなく考えて、わかんないねーっていうままとどめておくのが好きです。


あとこれ内容も好きだけど、日本語訳のことば遣い好き。

音楽

フジファブリック

フジファブリック

私の好きなバンドを好きなひとたちでフジファブリック好きなひとが多いので聴きたいと思いながらなかなか聴いてなかった。
一週間ほど前にようやくアルバム「フジファブリック」を借りてきて、聴いて、「陽炎」に惚れたので、一曲リピートしてる。

Twitter彼氏の作り方と別れ方

※このエントリは事実をもとにしたエンターテインメントです。

Twitter彼氏の作り方

1, お互いにフォローします
2, あいさつをするようになります
3, 会話をするようになります
4, スカイプをするようになります
5, マイミクになります
6, メアドと電話番号を交換します
7, 深夜、ダラダラとついったーに入り浸り、「いちゃいちゃしたい」とか「添い寝したい」とか「声聞きたい」とか言います
8, 電話します
9, 会います
10, 付き合います

Twitter彼氏との付き合い方


1, なんとなく慣習として月1で交互に会いに行ったり来たりします
2, 会えないときは電話します
3, 相手のついったーのpostもブログもmixiも(今ならたぶんfacebookも)、余裕のあるときはTumblrのpostも全部読みます
4, ついったー上では共通のお友だちがたくさんできて、会うたびに他のついったらーとも会うようになります
5, ついったーでノロケてるとアンフォローされたりブロックされたりふぁぼられたりします
6, 愛知に住んでいたTwitter彼氏が東京で就職することになります
7, 遠距離が近距離になり、月1で会っていたのが週1で会うようになります
8, それまでしなかったケンカもするようになります
9, Twitter彼氏が自分に隠れてサブアカ作ってコソコソやっているのを発見して別れたくなったりもします
10, 仲直りもします

Twitter彼氏との別れ方

1, ケンカして、仲直りできず、性格の不一致を実感します
2, 1か月距離を置きます
3, Twitter彼氏からアンフォローされます
4, 1か月後、きちんとお話をしてお別れします
5, アンフォローします
6, ブロックされます
7, 共通のついったーの友人から、Twitter彼氏が、共有していたアカウントをどう処理しようか迷っていることや、向こうが持っていた私の物を預かっていることを聞かされます
8, 喧嘩別れしたつもりはないのに相当関わりたくない相手になってしまっていたことに気付き悲しくなります
9, そんなようなことをついったーに書きます
10, Twitter彼氏との共通の友人たちにふぁぼられたり同意のリプライをもらったりして、あちらの味方かこちらの味方かみたいな感じ方をしてしまう自分に悲しくなります

私情

ついったーで仲良くなっていちゃいちゃして付き合ってノロケてっていうのは楽しいし、フォロワーの方々はコンテンツとして楽しんでくれるけど、その後別れたあとは、あっちと仲いい人、こっちと仲いい人というふうに分かれていってしまうように、当事者である私には感じられて、フォロワーの方々はそんなつもりはないかもしれないけど、あるにしてもないにしても私がみんなのふぁぼやリプライをそういうふうにして受け止めてしまっているのはとても悲しいことだと思う。
私は喧嘩別れのつもりはまったくなくて、ちゃんと話して別れて、以前のようなついったーの友人というふうになれると思っていたのだけど、相手からするとそうじゃなかったんだなあとじわじわと感じることになって、今までのところあまり良い結末とは言えないかんじになってしまったなあと思っている。
今後もしかしたらだんだんと戻っていくのかもしれないけど、まあでもブロックされている時点でそういうことはあんまり考えにくいなあ。
喧嘩別れというものは苦手なので嫌だねえ。


しかし、postに、ことばに惹かれて好きになったはずなのに、いつの間にかTwitter彼氏のことばに魅力を感じなくなっていたし、それどころか、ねじこんだような難しい言葉遣いや本心を透かして隠したような言い回しを鬱陶しく思ってしまっていたなあ。


このままずっと一緒にいるだろうと思っていた頃もあったのに、なかなかそういうわけにもいかないものだねえ。